中学校で不良と呼ばれた友だちが人間として一番立派だった理由

こんにちは。まーくです。

皆さんは、『ヤンキー』『不良』は好きですか?
僕は人として好きです。僕の知ってる『ヤンキー』『不良』は尊敬できる友だちです。
中学生の頃から人を自分の目で見極めていた数少ない人でした。
中学生と言えば、団体行動を重視してて、トガッタ人は叩かれたり、
変わり者は一人ぼっちになったり。それが恐くて何となくみんなと同じような行動や物事の見かたをしてしまいます。
僕も健常者のままだったとしても100%はみ出さないようにしてたと思います。
でも、僕の尊敬するヤンキーのM君は違った。

目次

僕の葛藤

障害者になって中学校に行くのが苦痛でしかなかった。
こんな姿だったらいじめられる。無視されたりキモイとか。。。
そんな事考えるだけで泣けてくる。
本当に行きたくない。。。
しかし、家には『シルヴェスター・スタローン』がいる。
そのお方が許すはずもない。中学校よりも親父の方がが本当にコワい!
見た目がスタローンなんです。睨まれたら動けない。
スタローンは曲がったことが大っ嫌い!
朝起きてから「おはようございます。(基本敬語)」の声が小さいとキレる。
態度が少しでも悪いとキレる。
何度か目が合っただけで・・・「何か貴様(キサン)!俺を睨んどるとや?オイッ!」
「いいえ。」というしかない。反論なんてしたことがなかった。
そんなスタローンのせいで学校に行くしかない。
だって・・・
中学校<スタローン
だから。

skeeze / Pixabay

僕の初陣

とは言え、中学校の事を考えるだけで、お腹が痛くなる。胃も痛い。。。
そして、いよいよ初めての登校日。
朝、下駄箱の近くまで母親に車をベタ付してもらった。
(校門からだと歩くのがしんどかったから)
車の窓から下駄箱の前にM君達ヤンキー5人がいるのが見えた。
ドアを開けると一斉に視線を感じる。

ヤバい・・・見られてる・・・
そう思った瞬間、歩き方もおかしくなってくる。
キモイ、生意気とか思われてないかとか色んな事が頭をよぎった。

目を付けられたら終わる。。。

心臓バックン!バックン!鳴らしながら2段の段差を上がって、
下駄箱の入り口まであと少し!これを越え…

「ねぇ!」

・・・本当にヤバい。。。
すぐに引きこもりのシュミレーションが頭を走った。

Alexas_Fotos / Pixabay

一発逆転!

「ねぇ!〇〇〇ちゃんやろ?(←本名w)」
マジで嬉しかった!
名前を覚えてくれてたこと。
薬の副作用で激太眉毛になった僕を分かってくれたこと。
本当に嬉しかった。
もう何されてもいいやと思ってしまった。
それくらいに嬉しかった。

しかし、めっちゃ笑顔で話しかけてくれてる・・・
それだけで、泣けてきた。
普通の思春期真っ只中の中学生は、僕になるべく関わらないようにする。
僕も何不自由のない人間のままだったら、きっとそうする。
聞こえない振りして無視も軽い仲間外れにもこれからあうけど。
障害者になって、普通に初めて接してもらった。
今でも忘れない。本当に本当に感謝してます。

M君はすごかった。
体育教師にいつも目を付けられ一人立ち向かっていた。
今では虐待になるが、よく殴られていた。
そんなM君は、強気モノには対等にアリ、弱気モノには優しかった。

今、自分が大人になり、結婚し、家族を持ち、愛娘もできた。
愛娘には、M君のように優しい人になってほしい。

長文を読んで頂きありがとうございました。
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